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2025

2025年 4年生引退ブログ⑧

こんにちは!


成蹊大学体育会アメリカンフットボール部MGRの芦澤です。


第8回はRB坂下翔悟とLB榎本太郎の副将コンビからのメッセージです。


4年生からのブログも残すところ2回となりました。


是非最後までお楽しみください!


坂下 翔悟


Q,4年間のアメフト人生を振り返って、いかがですか。


 日頃より弊部への温かいご支援・ご声援を賜り、心より感謝申し上げます。

 4年間を振り返ると、長く険しく、苦しい時間の方が多かったように思います。それでも、残りわずか十数日のアメフト生活を思うと、言葉では表せない感情が込み上げてきます。

 アメフト未経験で飛び込んだ自分でしたが、運良く1年生の頃から試合の舞台に立たせてもらい、残留・昇格・降格という色んな景色を見てきました。

 RBというポジションは、シーズン中2週間に1回交通事故に遭うようなもので、身体へのダメージが大きく、疲労が限界を超えて通学の電車内で意識を失い、倒れたことも何度かあります(笑)。その他にも度重なる怪我、積み重なる打撲や筋肉痛、そして1勝すら掴めないシーズン。現実から逃げたくなる瞬間は、数え切れないほどありました。  

 それでも、苦しさを分かち合い、前を向かせてくれた同期がいたからこそ、また1歩前へ進むことができ、その積み重ねが自分をここまで運んでくれました。

 今年、副将としてチームを引っ張る立場になり、「アメフトができることは当たり前ではない」と強く実感しています。スポンサーの皆様、OBOGの方々、コーチ陣、そしてチームを支えてくださるすべての関係者のおかげで、私たちはフィールドに立てています。

 そして何より、危険の伴うアメフトへの挑戦を最後まで後押しし、1年生の時からほぼ毎試合応援に駆けつけてくれた両親には、どれだけ感謝してもしきれません。

 これまで関わってくださったすべての方々に
私たちができる最大の恩返しは「結果」で示すことです。残された時間、最後の一瞬まで、全力で駆け抜けます。



Q,同期、部活の後輩に対する思いを教えてください。


後輩達へ

 今シーズン厳しい言葉ばかりを投げ続けてきたにも関わらず、ここまでついてきてくれたことに心から感謝しています。残りの練習も共に全力で駆け抜けてほしいです。


 

同期へ

 こんな自分を受け入れてくれてありがとう。人見知りで他人に興味なんてほとんどなかった自分が少し外向的になれたのはみんなのおかげです。練習前のじゆう(#13WR竹馬)に「今日もアメフトしよう!」と声をかける日が少なくなってきたのは寂しいけど、残りの時間も自分たちらしく、全力で積み上げていこう。

 そして最後に、粉骨砕身。みんなでりょうを胴上げして終わろう。


Q,4年間で1番印象的だった思い出を教えてください。


 2年時の専修大学との入替戦に勝利したこともかなり印象的な思い出ですが、あえてみんなと違う思い出をあげるなら、3年前、1年生の時に挑んだ上智大学との入替戦です。

 怪我で出場できなかった4年生の代わりに、RBとしてスタメンを託されました。結果は惨敗。ランは14キャリーで18yd。数字を見れば一目瞭然の完敗でした。試合後、当時のコーチに言われた「くに(当時4年生のRB)が出ていればまた違った結果になった」という言葉は、今でも忘れられません。実力不足を痛感し、ただただ先輩に謝ることしかできませんでした。(YouTubeに残っている当時のハイライトは未だに見返せていません。)

 しかし、あの悔しさが自分を強くしました。

「信頼されるRBになりたい」そう思った原点です。



榎本 太郎

Q,4年間のアメフト人生を振り返って、いかがですか。


4年間を振り返ると、よくここまできたなと感慨深い気持ちでいっぱいです。

入部当初は何もかもが新鮮で、驚くことばかりでしたが、次第にアメフトの楽しさに触れ、成長していることを実感する瞬間もありました。

その一方で、同期が試合に出場して活躍する姿を見て羨ましいと、あんな風に活躍したいと感じていました。


2年次には少しずつ試合に出させてもらえるようになり、成功体験を積み重ねることができたとはシーズンではありました。しかし試合に出ることで余計同期との差を意識するようになっていたと思います。特に、BIGとの入れ替え戦では自分はサイドラインから見ているだけだったので、悔しい気持ちでいっぱいでした。


3年次は、チームとしても個人としても勝てない苦しいシーズンでした。レギュラーとして出場する中で、思い通りにいかない現実に悩んだことを覚えています。

それでも、圧倒的な格上、BIGの大学と戦った経験が自分のことを大きく成長させたものではあったと強く感じています。


そして4年次、最高学年になり、副将を任せてもらい、BIG8昇格という目標のためにどうするか、どう進むかということを模索し続けた一年間だったと感じています。この答えは最後、自分たちが笑えているかで決まると信じています。最後に勝って笑うために残りの時間、全力で取り組んでいきます。


未熟だった自分がここまでくることができたのは、関係者の皆様、先輩方やコーチ、後輩たち、そして何より家族の支えがあったからこそです。

心から、本当にありがとうございました。


Q,同期、部活の後輩に対する思いを教えてください。


同期へ

同期のみんなには、まず何よりも感謝を伝えたいです。

この4年間、本気で部活動に向き合い、苦しい時間も楽しい時間も一緒に乗り越えてきたことは、自分にとって何よりの財産です。

最初は、試合で堂々と戦い、中心で活躍するみんなの姿に強い憧れを抱いていました。

その背中を追いかけたい、あの輪の中に入りたい、そんな思いが、ずっと自分を前へと突き動かしてくれました。

みんながいてくれたからこそ、今の自分はここに立つことができていると思います。

ありがとうと伝えたいです。


後輩たちへ


後輩たちに伝えたいのは、苦しい時も辛い時も、どうか諦めないでほしいということです。

勝ちたいという気持ちを心の中心に置き続けてプレーしてほしい。

その気持ちがある限り、必ず成長できるし、必ず景色は変えられます。


LBの後輩たちにはめちゃくちゃに頑張って欲しいです。筋トレもして、体重も増やして、ストークもやって笑、切磋琢磨しながらお互いを高めてあって下さい。試合で活躍する姿を楽しみにしてます。


Q,4年間で1番印象的だった思い出を教えてください。


2年次の青学戦でのロスタックルは、自分にとって特別な瞬間です。

初めて試合に出場し、試合を通してめちゃくちゃに緊張していたことを覚えています。そんな中で、タックルしたことで初めてチームの一員として熱を共有するという感覚を味わいました。

あの日にタックルを決めることができた。その事実がなければ、今の自分はきっとここまで来られなかったと思います。


いかがでしたでしょうか。

4年生からのブログは次回で最後となります。

最後は主将 田中僚からのメッセージです。


お楽しみに!


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