こんにちは!
成蹊大学体育会アメリカンフットボール部4年MGRの芦澤です。
引き続き部員の【私の熱】をご紹介していきます!
第3回は奇跡的な選手復帰を果たした4年LB堀内龍之介!
ぜひ最後までお楽しみください!
────引退も1か月を切りました。4年間の葛藤、4年目の葛藤を教えてください。
入部当初、私はWRとLBとしてスタートを切りました。
本音を言えば一番やりたかったポジションはOLでした。しかし体重が足りず、断念せざるを得なかった悔しさは今でも覚えています。
それでも気持ちを切り替え、タックル王となりチームを引っ張る存在になると決意してLBにすべてを懸けました。
1年生の頃から怪我は多かったですが、当時はまだ下級生ということもあり、早く治して追いつかなければという焦りを感じる程度で済んでいました。
本当の葛藤が始まったのは、2年生になってからでした。
試合に出場する機会が増え、フィールド上で責任を持ってプレーする楽しさと手応えを掴み始めた矢先、私は首を負傷しました。
ドクターストップがかかり、一瞬にしてグラウンドから引きずり降ろされました。
試合に出られない日々。フィールドで戦うチームメイトをサイドラインから見つめることしかできない時間は、言葉にできないほど悔しく、情けなかったことを覚えています。
選手として戦えない現実を突きつけられた私は、3年生になるときに一つの決断をしました。どんな形であれ、このチームを勝たせたいという思いから、ディフェンスのAS(アナライジングスタッフ)として裏方に回る道を選びました。
フィールドの外から対戦相手を分析し、スカウティングを行い、ディフェンスの戦術を練る。チームの勝利のために全力を尽くすやりがいは確かにありました。
しかし、心の奥底にはあの場所で戦いたいという選手としての本能がありました。ハドルを組む仲間の背中、歓声、ヒットの鈍い音を聞くたびに、胸を締め付けられるような葛藤と向き合い続けていました。
そして迎えた4年目。首の状態が少し落ち着き、私はもう一度選手としてグラウンドへ戻る決断を下しました。
もちろん、4年目となった今の葛藤は生半可なものではありません。首の怪我に対する恐怖心。ヒットやタックルをした時に走る痛みは今でもゼロにはなりません。ブランクを埋めることへのプレッシャー。最上級生としての責任。そしてより大きな怪我をしてチームに迷惑をかけるのではないかという不安が頭をよぎることもあります。
────ありがとうございます。
この4年間、色んな逆境もあったと思います。そんな中でなぜ戦い続けるのか、教えてください。
恐怖や痛みをすべて飲み込んでしまうほど、このチームで勝ちたいという思いが強いからです。
3年生のときにASとして外からチームを見つめたからこそ、フィールドに立ち続ける仲間たちの覚悟や、勝利を掴み取ることの尊さを私は誰よりも知っています。
裏方としてチームを支えた日々があったからこそ、いま防具を着てグラウンドに立てることがどれだけ奇跡的なことか、身に染みて理解しています。恐怖から逃げて後悔を残すくらいなら、仲間のために、チームの勝利のために、この身体を張って戦い抜きたいです。
────ありがとうございます。
最後に、あなたの【熱】とはなにか教えてください。
私にとっての【熱】とは、恐怖をねじ伏せて、仲間のために前へ踏み出す覚悟です。
首の痛みも、再び倒れる恐怖も消えることはありません。
しかし、フィールドに立ち、対戦相手と対峙した瞬間、その恐怖をすべて勝ちたいという執念へと変える。一度は諦めかけた選手としての道を、支えてくれた仲間やスタッフへの感謝とともに、1プレー1プレーのヒットにすべてぶつける。それこそが、私がこの4年間で辿り着いた最大の熱です。
残されたシーズン、最後の笛が鳴り終わるその瞬間まで、私はこの熱を胸にフィールドを走り続け、仲間とともに勝利を掴み取りに行きます。
いかがでしたでしょうか。
次回は3年DB/RBの駒村渉の【熱】をご紹介します!
ぜひお楽しみにお待ちください!


